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‘00年夏北海道ツアー(道東〜道南編)
〜そもそも行けるとは思わなかった。去年の北海道が最後だと思っていた。就職活動に苦戦し仕事なんか二の次じゃあ〜!!旅立ってしまえばこっちのものと内心思っていた矢先、なにやら事がうまく運び日本縦断は出来ないものの2週間程度なら時間が取れるようなので北海道&大阪〜北海道まで鈍行列車の旅となったわけである。つまり18切符、要するに今しか出来ない旅スタイルをやらんとね。。。〜
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走ったコース:留辺蘂〜国道39号線〜温根湯温泉、きたきつね牧場(逆走しました)〜国道39号線〜北見
〜国道39号線〜美幌町〜国道334号線〜東藻琴村〜道道102号線(藻琴山)〜弟子屈町
〜国道391号線〜摩周温泉街〜国道243号線〜道道885号線〜道道150号線〜中標津町開
陽台展望所〜北19号線〜道道150号線〜道道69号線〜中標津市街〜国道272号線〜標津町
〜国道244号線〜厚床〜国道44号線〜根室市街〜道道35号線〜納沙布岬〜道道35号線
〜根室駅
根室駅〜厚岸駅は輪行
厚岸駅〜国道44号線〜釧路市街〜国道38号線〜豊頃町〜道道62号線〜ここで少し道に迷っ
たから詳細不明〜旧幸福駅〜国道236号線〜広尾町〜国道336号線〜えりも町〜道道34号線
(黄金道路)〜襟裳岬〜道道34号線〜国道336号線〜浦河町〜国道235号線〜新冠
8月17日 大阪〜ムーンライトながら(輪行)
ムーンライトながら 東京駅
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ムーンライトながらに乗るので、夕方になってから家を出た。家からJRの最寄り駅までは輪行した自転車をのせて車で送ってもらう。駅に着き、自転車や荷物を担いでホームに降りていくと、いきなり階段を踏み外し足をくじいてしまった。これによりしばらく数日というか...一週間くらい足が痛かった。なんせ荷物の重さが半端じゃないですから負担がすごいんですよ。
で、新快速で米原まで行き、米原から各駅の大垣行きに乗る。大垣からはかなりローカルチックな列車になるんですけど、どうやら夜行に乗る人が多いらしく、大きな鞄を抱えた人たちでいっぱいだった。大垣に着くと、しばらく時間があったので休憩。ムーンライトながらよりも15分くらい早く臨時大垣夜行というのもあって、わりと座れそうだったが、足が痛いし荷物も半端じゃないのでムーンライトながらの指定席にして良かったと思った。
それで念願のムーンライトながらに乗る。座席はシートがリクライニングして快適だった。エアコンもうまい具合にかかってるし、18切符で乗っているのに気分はグリーン車にでも乗った気分だった。が、しばらく乗っていると岐阜か名古屋あたりで望んでもないのに隣におっさんが座ってきた。この人がまた夜中なのにお菓子を食ったり、お茶を飲んだり、ごそごそしたりで落ち着きないんよ。。別のところでは耳栓した人が大鼾をかいて寝ているではあ〜りませんか!
“自分のための耳栓かい!!” とつっこみたい気分だった。
最初は快適だったがやはり18切符で乗る電車だけあって質の悪い客が大量に収納されてて安らかではなかったなぁ〜。それとムーンライトながらはけっこう停車駅が多く、夜中ずっと灯りがついているのも寝付けない理由であろうか・・・。それでも大垣からいっきに東京へ行けるのはかなりお得でした。この日は車内泊。
8月18日 ムーンライトながら〜ムーンライトえちご(輪行)
東京タワー
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昨晩は隣のおっさんのせいで安眠できなかった。。ていうかそうでなくてもそんなに寝れないことは承知のうえだ。寝たけりゃぁ寝台にでも乗れって感じだけど、あえて夜行を望んで乗ったから逆に満足はいっている。
東京駅に着いたのは朝の4:42だった。東京駅といえどまだ朝が早いので大概静まり返っている。駅構内をぶらぶらした後、相変わらず足が痛むことにこれからの旅計画に不安を覚えた。〜いきなりトラブルかよぉ。〜これは直るのには相当時間が要すると見切った私は、挫いた足を直すという方向より、いくらか歩いてみて慣らすという方向でしばし歩き続けた。だいたい2時間くらいたった6時半、ようやく自転車を組み立てる気になり、ホームに置いてある自転車を取りにいった。〜で、やっぱり重いものを持って歩くと相当痛い。。〜駅の外へ出てかなり時間をかけて自転車を組んだ。その後、自転車に乗りローソンへ朝飯を買いに行った。
〜と、ここで気づいたのだが、自転車をこいでるときは足が痛くない!ラッキーなことだ。それからはいかにも中学生の修学旅行チックであるが、議事堂や皇居なんかを回った。〜皇居はなんて広いんだ!!こんな東京の一等地にスペースをとりすぎだぁ〜。と思うとなぜだか眠たくなり、皇居内の芝生の中で3〜4時間仮眠をした。〜ていうか結構くつろいでる人が多いんよ。〜途中警備の人の起こされ、「そこで寝てはいけない。あっちで休みなさい。」と、どう違うのか分からないが、50mほど移動させられましたけど・・・。
お昼くらいになり、途中道で足に貼るシップなんかを買って、東京タワーに行った。ここでマクドに入りチーズバーガーセットを買った。東京タワーは確か700円くらいかかるので、馬鹿らしいからとりあえず写真だけ撮って、タワー内の土産物屋を散策した後すぐ退散。それから明治神宮に行った。(
ていうかぶらぶらして辿り着いただけなんですけど・・・(^^! )しかし自転車のまま境内に入っていくと警備員に止められ、「自転車は、駐輪場において歩いていってください。」 と言われたので、足も痛いし面倒だったのでやめました。。それで池袋や原宿、新宿と自転車という何とも場違いなスタイルでまわったんですけど、なんと人の多いこと!途中から自転車押して歩いてましたからね。そうこうしているうちに何やら夕方になり、まだうろうろしててもいいのだが、都会だし夜になってしまうと走行が困難になってしまうと判断したので、新宿駅で再び輪行した。
晩飯はどこで食ったんだろうか?忘れてしまったハハ(汗)。。。それより夜中に乗る夜行ムーンライトえちごを待つため、新宿駅近くの東急ハンズの屋外ギャラリーみたいなところで休んでいると、若い(高校生ぐらい)カップルがやたらめったにキスしたり抱き合ったりでもうベタベタ状態であり、それがまた半端ではなくキスの時間などは “三日三晩キスし続けたら100万円!” とかいうイベントに参加してるのかというほど長時間なのである。と、そこになにやら酔っ払いか変なおっさんが登場して、突然若い二人の肩を抱いて 「おうおう!楽しそうやのう。」
とかやっている光景がすごかった。(その後、若いカップルは逃げるようにどっかいきましたが。)それからはお茶かなんかを買って夜行に乗り込んでこの日も車内泊でした。(ていうか、ながらよりも電車はしょぼいけど落ち着いた感じでそれなりに乗りやすい。去年の高崎から新潟行くときも乗ったけど・・・。<詳しくは99年北海道ツアーで。>)
8月19日 ムーンライトえちご〜快速ミッドナイト(輪行)
ムーンライトえちご 村上駅
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朝の6:05に村上駅着。そのまま6:08の酒田行きがあるし基本的にみんなこれに乗るんだけど、朝飯も食いたいし、どのみち次の酒田駅で2時間待ちをしなければならないので、ここで1時間程度時間をとって駅前のローソンでおにぎりなどを買って朝飯にした。
と、何やらちゃりだーを発見。恐る恐る話し掛けてみると(ちょっと無愛想というか近寄りがたい感じだった)その人は社会人で1週間くらい休みを取ったが色々やってて時間がなくなり、今日1日だけで村上から鶴岡まで日本海側を走ってまたすぐ東京に帰るといっておられました。その後その人は黙々と自転車を組み始めたので退散。
酒田行き電車が来たので乗り込み、酒田そして秋田まで。秋田では、またけっこう時間があったので、いろいろ散策しようと思ったが、あまりたいしたものはないし(爆)どれもけっこうな距離があるのでやめた。昼飯だけローソンで買って駅の中で食った。(旅行中コンビニのレシートとか集めてたりするんで・・・)それから青森。秋田から青森へ行く途中はどうやら下校時間だったらしく女子高生とかがいっぱい入れ替わり立ち代り乗ってきた。この辺の女子高生はまあまあなんだけど(何が?)、けっこう日焼けとかして頑丈そうだった。(日焼けサロンとかじゃなくていわゆる天然育ち的な...)で、青森には夕方についてここも特に何もないんだけど(爆)なんとなく散策してから、駅弁を買って(青森味尽くし1000円)函館行きの快速海峡に乗り込んだ。
函館には晩の8時何分かに着いた。と、事件発生。家から電話があって、会社から手紙が来ているそうだ。とりあえず開封してもらって、アンケートであることが分かった。こんな旅行が始まったときに・・・家に帰ってきてから出してては遅すぎる・・どうしようか・・とりあえずファックスがあるところからその内容を送ってもらうことにして、その場は電話を切った。と又又、事件。携帯のバッテリーが・・・これは駅にいくつもコンセントがあったので携帯を荷物なんかで隠して充電した。そしてその間は夜の函館を散策したというか去年も行ったので、全然感動はなかった。どちらにしても夜の8時過ぎると北海道というのは殆ど店が閉まって行くところがないのだ。(逆に沖縄は田舎の方でも夜遅くまでみんなぶらぶらしている。)
そうこうしているうちに、時間がきたので念願の快速ミッドナイトに乗り込む。このミッドナイトは指定席が非常にとり難いらしく、しかも自由席も一両だけで殺到するのでという情報が一般的にあるのだが、私が乗ったときは全然ゆったりしてた。自由席なんか3〜4両増結されてて、わざわざ指定席をとらんでもいいんじゃないかという悠々具合だった。ちなに私はドリームカーでリクライニングシート。(カーペットカーが有名だが個人的にちゃんと席になってる方が好きなので)この日も車内泊。とこう何日もまともな体制で寝てないとやってられなくなりますが、あくまでも好んでそうしてるので・・・しかもこのミッドナイトは隣に人が乗っていなかったので足なんかを伸ばせ、灯りも消えて快速夜行ではダントツの快適具合だった。
8月20日 快速ミッドナイト(輪行)〜留辺蘂つつじ公園キャンプ場
特快きたみ 留辺蘂駅
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朝の6時半に札幌着。朝食はミスドで。それから去年も一昨年もしたんだけど、スタンプ収集や札幌観光。もうどこに何があるか分かっていて家の近所歩いてる感覚だった。そして旭川行きの電車が着たのでそれに乗り旭川へ。ここも3度目でお昼だからロッテリアに入って、確かふりふりポテトとかついたやつを食った。それから何となくパン屋があったので惣菜パンをいくつか買った。旭川からは北見行の特快きたみがあるので、それに乗るのだが、予想はついていたがやはり1両編成だった。これは確かに速いんだが、走り具合といい環境といいローカル線の星的存在だった。
夕方6時留辺蘂駅に到着。(何でこの駅にしたかというとマニアだからです)この駅で駅寝でもいいのだが、明日の予定とかあるし、久々にちゃんと寝たいということもあってキャンプ場に行くことにした。自転車を組み立て、駅近くで買出しをして、温根湯温泉方面に向かった。
走り始めて約10km、完全なるナイトラン。しかもライトなしという危険状態になってしまった。キャンプ場付近まで行くと、夜だし暗くてよくわからなく、たぶんキャンプ場へ行くらしい道があったのだが、2てに別れている。1つはうっすらとかすかに道が見えている。もう1つはまるで何にも見えない森というか闇の中へ続いていてヒグマでも出てきそうな感じだった。おそらくうっすら明るい方かと思って念のためにたまたまそこを通りかかった人に聞いてみると、真っ暗闇の方だと言われた。マジかよ!手探り状態で道をたどって行くと、ちゃんとキャンプ場がありました。(せいぜい街灯のひとつもつけていてほしいものだ。)ピークは過ぎているらしくテントは5、6張くらいだった。テントを張って旭川で買ったパンとかを食ってると、S氏から電話が!!!めずらしい!!!なんかちょっとうれしかった。で、この日は車内泊から脱出し温泉にもつかりたかったが、夜も遅いし道が暗くて見えないので、そのままテントで寝た。
8月21日 晴れ 留辺蕊つつじ公園キャンプ場〜東藻琴山温泉芝桜公園キャンプ場
キタキツネ牧場にて
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朝は昨日買ったパンにジャムをつけたり、ツナマヨをつけたりして食った。その後道の駅おんねゆ温泉へ...ここの道の駅も大変広く、設備が整っていた。その中にあるというか併設されているきたきつね牧場を見学することに・・・入場料を取られるところはいけてないが、かわいいきたきつねが見られるのでよしとしよう。。。と、中に入るとこれまた中が大きな柵になっていて放し飼いといえど全然放し飼いではなく、まるで自然という感じがしない。ただ観光客はいっぱいいましたが・・・。
その後走りまくって北見市へ・・・北見駅で昼飯(セイコーマート)を済ませた後、駅近くの100円ショップでパンやジャム、ジュース、缶詰などの食料購入をした。そして再び出発する際に一人のチャリダーと出会って少し話をすることに・・・なんか聞くところによると、会社に入ったんだけど1年で辞めてゴールデンウェークからこっちに来ているらしい。。(こういう輩が結構いたりするんですよ。。。)で、いろいろ情報交換をした後に出発。
当初、川湯温泉までと決めていたのだが途中に藻琴山という推測600mの峠があるのでそれを含めて110kmも走るのはしんどいのでその手前の東藻琴村で一泊することにした。昼間に出会ったチャリダーにも今から藻琴山を越えるのは大変だと言われたので・・・。東藻琴村の市街に着くと(市街といってもセイコーマートとほとんど閉まっている店1件、役場があるだけ。)ちょっと休憩したあと再び出発。
夕方キャンプ場に着くと、何とキャンパーが1名しかいなく、どこにテントを張ればいいのやら手間取った。。時期的にピークを過ぎているのと美幌峠の裏ルートなので人が少ないのも当たり前なのかも。一人でいたバイクツーリングの人と少々話して晩飯のカレーを作ることに・・・。このカレーの作り方は今までにないかなりの手抜き技であった。コッフェルでご飯を炊いている上にレトルトカレーをのせて余熱で温め、食べるときもコッフェルのままぶっ掛け。だから食事の洗物がコッフェルとスプーンだけで水につけ置きし翌日洗うことに・・・。ところでこのキャンプ場は旅館の近くにあり、ここで4日ぶりに風呂に入った。また、夜はかなり天気がよくて星がいっぱい見えた。ただ旅館の灯りが玉に瑕であり、これがなければすごい見えたと思う。
8月22日 晴れのち曇 東藻琴山温泉芝桜公園キャンプ場〜中標津開陽台キャンプ場
藻琴山
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とりあえず朝は昨日北見で買った食パンにジャムをつけて食った。天気は大変よく、しかも暑く、藻琴山めざしてひたすら走るが大変つらかった。峠付近まで行くとかなりの写真スポットがあったのでそこで記念撮影。峠を過ぎると気持ちよく快走し、裏屈斜路ルートや藻琴山が眺望でき、美幌峠よりもある意味、人が少なくて綺麗だった。売店や休憩所はないが、もしかしたらこの裏ルートのほうがいいかも・・・なんて思ってしまった。
川湯温泉駅まで行くと、この駅は何と駅員さんが経営している駅隣接のソフトクリーム屋さんがあり、なんでも摩周湖の湧き水で作ったという興味深いソフトクリームなのでそれを堪能した。で、摩周湖の沸き水とかいう水が汲めたので蓄えることに・・・。それから摩周市街まで出てセイコーマートで昼飯。それからはひたすら突っ走って開陽台をめざすことに・・・。この開
開陽台
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陽台には去年も悪天候で泣かされているので、今年こそはとがんばった。開陽台までの道のりはかなり長く、途中に何もないし、台というくらいだから山でもないのだが、それなりな上りがあってきつかった。ていうかいくらなんでもそんなにもったいぶらんでも・・・なんて思うくらい自転車では面倒な立地条件だった。キャンプ場の駐車場まで行くとここで自転車を降りて、今度は荷物を持って階段を上がらなければならない。観光客はかなりいたが、もうヘロヘロ状態だった。が!いやな感じの天気になってきてしまった。朝と昼はかなり好天だったのに曇ってきているではないか!!晩にはすっかり霧がかっていた。(おそるべし開陽台!)
開陽台については、たしかに330度の大パノラマが眺望でき、地球が丸いことが実感できるが、そこに到達するまでに苦労する度合いのほうが大きいと思う。もっと楽に行けていいところはいっぱいあると思いましたね。また、根室地方に属してるので、天気に恵まれないのは当たり前なのかもしれません。だからこそ満天の星空は超レアものであり、それを見るために1ヶ月もそこに滞在している人がいると展望台に置いてあった旅日記からうかがえました。しかしほとんどの日記には霧でなんも見えへんとかかれてます。まあはっきしいってこの日は疲れてたので知らんうちに寝てしまいましたが・・・。
8月23日 晴れ?中標津開陽台キャンプ場に連泊
開陽台でもう一泊しました。せっかく苦労してきたのだからすぐに出発するのはねぇ・・・。昼間、牧舎アイスを食べながら少々晴れ渡ってきたので知床連山を眺められ、星が見えないにしても広大な北海道を感じることが出来て大変感動しました。でもやっぱり夜は霧だった。(T
T)
8月24日 晴れ 中標津開陽台キャンプ場〜根室市キャンプ場
北19号
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この日開陽台を8時前に出た。途中北19号と思われる直線道路をとおり、ひたすら快走するが別海あたりでガラスの破片を踏んだらしくマウンテンバイクではじめてのパンクに見舞われた。が、合宿中でないので何も気を使うことなく思うようにパンク修理ができた。(合宿中だとみんな待たしてるというプレッシャーがあるしね。)修理後、また出発して11時半ごろにセイコーマートがあったので立ち止まって昼にしようと思ったが、まだちと早いので、ペットのジュースを購入して再出発する。が、このあとず〜となんも店がなく、ついに厚床駅まで行ってしまった。
この時点で走行距離が91kmに達していた。午後2時に駅前のやまざき商店という個人商店で食購。昼飯を駅の待合室で取りながら、1時間くらい休憩兼携帯電話の充電を済ませた。またこの厚床駅は2000年夏の青春18きっぷのモデル駅になった駅で、駅舎と18きっぷのポスターが比較できて興味深い人間にはたまらんツアーかも?なんて思った。
ところでこの日は根室市キャンプ場と決めていたし、もうすでに3時半なので急いでキャンプ場まで突っ走ることに・・・。が、厚床から根室の道はBADでした。というのも北海道とは思えないほど大型車が連続してとおり、すごく煽られて疲れます。また道が広く整備されていないので走りにくかった。やっとの思いでキャンプ場に着いた。この日は根室なのに大変天気がよく、綺麗な夕焼けが眺められた。よくみんな根室はさむいぞ〜とか聞くのだが全然そんな感じではなかった。僕が行ったときは・・・。夜、星を見ようと思ったが、蚊の大群に襲われて、カップそばとパンを作ってさっさとテントに逃げ込んだので、星なんか見れたもんじゃなかった。。。それからラジオなんか聞きながら就寝。
ここで学んだこと
天気がいいと蚊がいるし、天気が悪いと曇ってるか雨かで、結局星空は見れないのです。(T
T)
8月25日 晴れのち曇 根室市キャンプ場〜厚岸駅
納沙布岬
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この日はまたまた天気がよく根室なのに・・・はっきり言って天気がいいのはいいんですが、暑いし焼けるしでちょっとは曇ってほしいものです。約10kmほど走って根室市街に入りセイコマートで使い捨てカメラを購入し駅付近で1時間くらいぶらぶらしたあと納沙布岬を目指して出発した。途中までは交通量が多かったが岬近くになるといっきにのどかになったように思う。
岬に着いたのはだいたい昼頃で、昆布の水揚げなどをしている風景や土産物屋、食堂が何軒か建ち並び、せっかく納沙布岬に来たんだからどれかの店に入ろうとは思った。それでけっこう威勢良く客引きをしている店もあったけど、個人的にはそういった誘いや口車に乗るようなタイプの人間じゃないので、わりとおとなしめの店に入ったように思う。(ぼくはやたらと活気がある店だとかお客がいっぱいくるような料理がうまいんだか、接客態度がいいんだか・・・といった店よりも落ち着いて食事をしたい性質なんでけっこう客が入ってなさそうな店に入る傾向があるんですよね。。。)
根室はやっぱり花咲ガニが有名なので、カニどんぶり(1300円)を注文することに・・・。で、お味はというと結構なものでした。たっぷりカニが入っていてそれが卵でとじられてあり、付け合せとして昆布のたきものと、かに汁、ナンキンのたきものだった。カニ丼と言えどほとんど定食並でかなり満足した。しかしこの納沙布岬ちゅうところはちゃっちいですなぁ。宗谷岬と比べると宗谷は観光地であり、こっちはただの漁港・・・岬自体は行って損するというと言いすぎですけど、なんか寂しいところですね。まあ天気もよくて歯舞なんかが見えてよかったかな・・・。
それから引き返して根室市街へ着くと久々に風呂屋に行った。この日は根室駅で駅寝と決めていたが、どうも明日は天気が悪くなると聞いたので、また根室〜霧多布あたりまで特に観光地もなく見晴らしもよくない、最近この辺で熊が出没しているという張り紙があったので、少々考えたうえでショートカットすることにしました。(つまり輪行ね。)
ここで断っておくがわたしは自転車で走ることに挫折したのではない。つまらないルートは走るだけ時間の無駄なので、またそんなに全工程を走ることに執着しなくてもいいと考えた結果です。最後のツアーだし、楽しい思い出としたいので・・・・・・そういうこと。
駅でしばらくたたずんだあと、自転車を輪行して列車に乗り込んだ。晩ご飯は列車の中で根室サティで買ったパンかなんかを食ったと思う。厚岸駅に着いたのは結構な時間だったんじゃないかな?駅近くに図書館見たいのがあって、たしか夜の九時まで開館だったけど、ちょっと見たらすぐ閉まってましたから。あと近くにセイコーマートがあったので夜の間は暇なのでしょっちゅう行ってしまいました。この日は厚岸駅で駅寝。ちなみに案の定、夜更けから小雨が降り出していました。
8月26日 雨時々曇 厚岸駅〜釧路駅
朝ははっきりおぼえていないけど、間違いなくセイコーマートだったろう。。。でしばらくして道の駅厚岸グルメパークへ行った。この道の駅はちっちゃな水族館みたいのがあり、しばし観光。それから駅前の名物であるかきめし(900円)を食べ少々休憩していると、天気が回復してきてあまりこの日は走る気がしなかったけど、いやいや釧路まで走ることに・・・。まあ釧路までは50km弱くらいだったかな。釧路まではこれと言ってなんもなく交通量が多くて適度なアップダウンで・・・疲れました。(なんか1回輪行しちゃうと体が堕落するんですかねぇ・・。)
夕方頃、釧路駅に到着し、去年も一昨年も釧路は来ていたのでなんの新鮮さもなかった。晩は長崎屋や駅地下の100円ショップで安い物を買いあさり、駅待合室で携帯の充電をしながら食べました。と、そのまえにこの日は夕方コインランドリーに行ったのだった。観光案内所で訊いていったコインランドリーは風呂屋に設置されているコインランドリーで、ここのオーナーのおっさんがいちいち口うるさいのでパスすることにしました。そこで自分でコインランドリーを探しに・・・。というのも私は前述したとおり釧路は3回目でこの辺の地理は結構わかっているし、2年前もこの辺で洗濯をしたので、そのあたりを探しに行くと、別にもっと近場にコインランドリーを発見。。。そこで洗濯したのであった。で、そのコインランドリーはと言うと、有人経営でおばさんが経営しており、洗濯物をおばさんに預けてぶらぶらした後、2時間くらいしてから戻ってきて乾いた洗濯物をたたんでいると、そこのおばさんがどら焼きを1こ分けてくれたので腹の足しにした。それから晩飯でした・・・。それでまあ夜も更け夜の釧路市街を散策してから駅寝しました。
8月27日 晴れのち曇 釧路駅〜豊頃森林公園キャンプ場
ハルニレの木
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前日は釧路までで50kmくらい、その前は根室観光で65kmと少なめ・・・ここでチャリダーとしての名誉挽回っっっ!てわけではないがこの日はかなり走った。釧路を出たのは9時半である。というのももっと早くに出発したかったのだが、駅前の長崎屋が9時OPENで、ちょっと昨日の内に買い忘れたものがあって、長崎屋の開店を待って出発したのでした。
その後走り始めたのはいいがこのあたりはかなりの都会であり、ホント交通量が多い。。。帯広とかもあり、ずっと車がびゅんびゅんであまり快走できんかった。そう考えると98年にいかじゅうさんが帯広から襟裳をぬけ、苫小牧、札幌、小樽まで走ったのはすごいと思う。。。精神的に疲れますね車が多いと・・・。途中、道の駅白糠恋問というところがあって、ここはレストランとか、みやげ物とか併設されていたがこれといった見所もないのでハンコだけ押してすぐに出た。それからまた走り始め、なにやら海岸ルートではなく山間ルートでもない延々とアップダウンがつづくような感じでした。昼はまたもやセイコーマート。
夕方頃だったか・・・3人の年配チャリダーにあった。(年は60歳前後)仲良くサイクリングをしているのを見て微笑ましかった。この人たちは自転車に取り付けている荷物が少なく、旅館に泊まると言っていた。この日の目的地は豊頃森林公園キャンプ場であるが3人の年配組はその公園内にある旅館だった。で、ぼくはというとキャンプ場に行く前にフクハラというショッピングセンターでカップめんやパンなどを買出し。(全然自炊するきなし!やっぱ1人じゃめんどいんですよね・・・。)
それからこの町、豊頃のメインであるハルニレの木を見に行くことに・・・。着くまでは正規のルートから外れて結構遠かった。。。で、かんじんのハルニレ君はというと、それらしいものが3本も生えていて、CMでやってるような1本がどかーんと立ってるような感じではなかった。多分1番奥にはえてるがハルニレ君じゃないかな?と思った。近くにはハルニレの木の館(館内は何もない。)やハルニレの木へと下りていく階段がハルニレ君の模様になっていたぐらいで、なんとも地味な感じでした。。。でも、なんかほんわかした感じでいいんじゃないかな。。それで駅なんかも立ち寄った後キャンプ場に行ったのだが、結構丘の上にあったりして、登りつめるのに汗だくでした。。。で、晩飯は買っておいたカップめんやパンを食べ、その後旅館の風呂に行き風呂を出たあと旅館のロビーで少し休養していると、玄関を閉める時間だと追い返されたのでテントに戻り就寝しました。
8月28日 雨 豊頃森林公園キャンプ場〜広尾町
幸福駅
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この日はなんとツーリング初めてのオールゴアランとなった。朝はいつものように買っておいたパンですませ、濡れたテントをまるめて出発。やはり雨だけあって周りのキャンパーたちもやる気無い模様。。(全然テントから出てこなかったり...)それからしばらく走り始めると雨がやんできていい具合になった。が、なんとも道路工事が多く道ががたがたしていて妙に体力を消耗した。そしてまた雨・・・なんか降ったりやんだりで、どのみちゴアを着っぱなしなんで問題ないのですが少なくともさわやかではないですね〜。
またこの日は大いに道を間違えた。というのもまっすぐ走っていると別のルートになってしまい、正規のルートがなんの前ぶれもなく途中で曲がったりしてわけわからんとこへ行ってしまっているのだ。つまり場所を言うと愛国駅やら幸福駅、グリュック王国らへんであり、いつもわかりやすい国道や道道をメインに走っている私にとっては名もない農道とか難しいんですわ。(ていうか地元の人しかわからんやろ!)
そうして迷いながら自転車をこいでいると、民家か牧場近くでおっちゃんに呼び止められ、“あんた、みちまちがっとらんか〜”だって。(まちがってましたぁ〜。)で、トマトあるがいらんか?ときいてきたので、野菜あんましとってないし喉が渇いていたので心が揺れたがもともと私はトマト嫌いなのでお断りさせてもらった。ていうか、絞り立てのミルクなら即OKなのに。。。それから道間違えまくりロスしまくりでグリュック王国や幸福駅に行きついた。
グリュックはテーマパークみたいだが相変わらず奥地で静かすぎてあまりにぎわってないし、人の熱気やざわめきよりも館内の音楽や放送がただひたすら響き渡っており、寂しさこの上ない。こんな状況で採算取れてるのか心配になった。まあ、私的には東京ディズニーランドやUSJよりこんなとこの方が妙に気をひかれるのだが...。と次は幸福駅であり、ここは一言で言うと薄汚い駅でした。有名なのは有名なんですけど、どうもみなさん駅に記念や思いでのために落書きや貼り紙、写真を残していっており、それがすさまじい数であって、私的にはあまり感動はしなかった。(みんな思い出は自分の中にしまっておきましょう。)それでもほのぼのしてたかな。。。
それから道の駅中札内で携帯の充電して、チャリダーがいたので何か忘れたがしゃべって、館内でビデオ上映を10分程みた。ビデオの内容はこの村ではたくさんの花を育ててます〜とかいうのでそれ以外に何もないとこなんだなぁと感じましたね。で次は道の駅忠類。ナウマン象記念館があるようだが不運にも休館であった。
このあたりから雨が強くなってきて上下ともゴア装着の完全装備となった。ところで雨も酷いし、このあたりはちょうどコンビニも目の前にありホテルがあり温泉にも入れるのでここらで今日は一泊しようかなと考えた。が、何を血迷ったのか?明日のコース配分とかも考えて時間も時間ながら広尾までまた走り始めた。それも大雨の中。広尾に着いたのは5時半から6時くらいでキャンプ場があったが時間切れだったような。。
そういえば2年前いかじゅうさんがこの広尾でキャンプ場に間に合わずやむなく旅館に泊まったとか。。が、私はそんな事はしません。そもそもここのキャンプ場なんかに泊まる気もなかったし...。なぜならシーサイドパークなんて名前のキャンプ場、雨の日に泊まったらやばいでしょ。(実際テント張ってる人たちいましたが、できるだけ避けたほうがいいと思いますね。)しかも市街地から延々と離れており、買い出しとか夜の散策とか出来ないしね。だからまた走り始めた。しかしけっこう暗くなってきたので不安になってきた。なにしろ雨はすごいし、このへんまでくるとキャンプ場も駅も道の駅もバス停も見当たらないので。。。困った。どうしようか迷ったあげく中学校を発見し、即座に交渉した。結果はなんなくOKでした。(さすが北海道は土地も広いが道民の心も広い。ほかのとこならNGも結構あるのに。。)
しかしこの学校は本当に良かった。。。屋根のあるところで寝れたし、コンビニ近いし。。。しかもこの日の雨はすごかった。。。助かったというか、去年の猿払のときもだけど何かうまい具合に難から逃れてるような気がする。それもこれも私の日頃の行いが良いからだろうな...。
8月29日 晴れ 広尾町〜様似駅
襟裳岬
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この日は前日の雨もすっかりやんで快晴だった。なんか去年の宗谷岬の時といい今回の襟裳岬といいちゃんとここぞというときに晴れていい感じですねぇ。
とりあえず濡れたテントを乾かしてから出発。途中黄金道路などのアップダウンを繰り返し、襟裳岬に着いた。ここで東京農大のチャリ部1回生と出会った。なにやら合宿の後一人で北海道を廻っているらしい。で、襟裳岬を東農大の彼とサイクリングの話でもしながら廻り、お昼は食堂でつぶ貝のとんぶりを食べました。しかし驚いたことは東農大のサイクリング部は部員60名もいるってこと!こんなにいたら噂が噂を呼んで連鎖的に或いはネズミ算式に部員が増えるんだろうなぁ。うらやましすぎるよ。うちの学校なんかもう、、、ご臨終状態だからね。まぁ、そんな感じでメール交換をして僕は先にえりも岬を去った。彼はもうちょっとゆっくり観光したあと苫小牧まで走って太平洋フェリーで実家のある仙台に帰るらしい。
そうこうしているうちに様似駅についた。ここの駅は有人駅なんだけど夕方4時半には駅員が帰ってしまい、翌日8時まで無人駅になるため、しかも列車は8時台までかな?ちょっと忘れたけど24時間解放されてるんですね。だから夜は貸し切りバンガロー状態なんです。そういったことを駅の観光案内施設(様似駅の待合い施設は雑誌とかいっぱいおいてあるし、しかも自習したり飯食ったりする机があって結構使える。)のおばちゃんが親切にも教えてくれて、しかも銭湯まで紹介してもらい開いてるかどうかの電話までしてくれた。さっそく駅からチャリで5分くらいの様似湯に行った。晩飯は駅近くにコンビニ(セーコーマート)もあるので何不自由なく夜が過ごせた。また夜中にうろうろしているとタクシーのおっちゃんが話しかけてきたりして、なんともいえない旅をしていていいなぁと感じましたね。北海道ならではのゆったりしたひととき。。。これだから北海道には魅せられる。
8月30日 晴れ 様似駅〜道の駅サラブレッド街道新冠
サラブレッド街道
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実は様似までで終わるつもりだったんですが、いかじゅうさんがぜひ静内まではとか、観光案内施設のおばちゃんもサラブレッド街道が...とか言っていたので、なんとなく走ることにしました。でも、やっぱ様似以降からは車が多かったですね。
途中、道の駅みついしに寄ったりしたがまるで記憶がない。まぁそうたいしたもんはなかったんだろう。。で、この日は新冠まで約65kmしかなく一人ツアーでこの距離というのは普通に走っていると昼頃とかには着いてしまうので、ものすごいだらだら走行で時間をつぶしました。でも、たしか昼過ぎには着いてしまったような。。
ところでここ、新冠市街はと言うと一見賑わっているように見えるが、よく見ると綺麗すぎる無人駅と道の駅、セーコーマート、セブンイレブン、Aコープ、GSくらいがあるだけで歩いて2,3分で郊外になってしまう町です。で、ここの道の駅でソフトクリームを食べたのだがかなりおいしかった。こくがあって・・・。なかなか北海道でもこくのあるソフトクリームっていつもいつもあたるというわけじゃないので感動したね。それから道の駅隣接の図書館へ行ったのだが相変わらず地方の図書館というのはビデオやLD、LP、CDなんかが自由に視聴できて至れり尽くせりですねぇ。
夕方近くで馬の河渡りがみれるという所があるので行ってみると...今日はお休みだって。。(毎日わたれや〜。)まぁ仕方ないから道の駅に戻ってコンビニ飯食って寝ました。
8月31日 曇り 道の駅サラブレッド街道新冠〜輪行〜小樽駅
新冠駅
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この日も新冠でうろうろした。午前中は道の駅のレコード館でレコードを聞いたりして過ごし、昼過ぎて飯食って輪行し、夕方頃に苫小牧行きの列車に乗った。というのも新冠から苫小牧まではおそらく工場地帯や産業地帯がつづくと思われるので交通量もさらに多くなり見所もなく、キャンプ場もあまりないと考えたので輪行するのが賢明でしょう。
途中苫小牧駅近くのロッテリアで夕飯。(フリフリポテトとかだったっけ?)この日は結局小樽駅まで行って駅寝。夜中、無性にお好み焼きが食いたくなったんでコンビニで購入。(店員が箸を入れるのを忘れたため再度引き返したりして。。。)
9月1日 小樽駅〜新日本海フェリー
昨晩はなかなか寝付けなく寝たのは2時半で5時半に駅が騒がしくなってきたので目覚めてしまった。3時間しか寝て無くだるい。。それからまもなく輪行してあった自転車を組み立てコンビニで買い出ししてフェリー乗り場へ行った。船が離岸してまもなく船内放送で問題発生!なんと今夜は台風が日本海を通過するのでかなりの揺れが予想されるとのこと。その後放送で良い船旅を...なんて言ってたがどうやってじゃぁ〜!って一人でつっこみ入れてましたけどね。それから船内をうろうろしたり、食事をしたり、映画を見たりした後、夕方には風呂に入った。というのもおそらく晩7時頃くらいから海上が荒れると予知したからで外は雨が降ってるし、できるだけ早く用事を済ませ就寝しようと考えたからです。案の定予感は的中し船は揺れまくった。
9月2日 新日本海フェリー〜帰宅
ふつうに船内でだらだらしてました。どうやら船が予定よりも遅れているようで不満だった。ただでさえ夕方5時舞鶴着で家に帰るのに4時間ぐらいかかるため、1時間遅れるとそれこそ家に着くのは夜中になってしまう。。結果6時舞鶴港に着き、家に着いたのは11時半だった。
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